あれ？何かが違うぞ？中国のイッツ・ア・スモールワールドはネズミ―のアレと似て非なるホラー感があった。

　中国の蘇州新区の中心部にある「蘇州アミューズメントランド」。54万平方メートルもの敷地があり、ディズニーランドを模して作られている。海賊の世界や、動物を銃で撃つことの出来るジャングルライドなどがある。

　それらアトラクションの中でも最も注目すべきは「スモールワールド」だろう。某ネズミーランドと同じような名前だが、流れる曲もおんなじだ。世界各国をめぐり子供たちの人形が出迎えてくれるのも一緒なのだが、何かが決定的に違う。まずは映像を見てほしい。 It's a Small Zombie World After All - Scary Chinese Knock Off Small World Ride!

　約10分間のライドで、ボートが動き出すと、おなじみの「イッツ・ア・スモールワールド」が流れ、トンネルを通り抜けるのだが、そこで何かが決定的に違うことに気がつくだろう。 　カラフルなセットにはクリスマスのようなライトが点灯し、青や緑の顔のゾンビのような子どもの人形が、全く動かずに立ち並んでいる。 　半分を過ぎるとその人形もミュータント・タートルズやボルトロン（アメリカのロボットアニメ）、その他どこかで見たようなキャラクターに変わって行く。

　死んだ赤ん坊のような人形が天井から吊るされている様子はちょっとしたホラーである。 　一見すると1964年の世界博覧会のために、メアリー・ブレアが設計したアトラクションの完璧なコピーに見えるが、あくまでもここはスモールワールド、「平和な世界」＝「子供の世界（子供が築くコミュニティー）」なはずなのである。 via:THIS SUPER CREEPY ‘IT’S A SMALL WORLD: ZOMBIE APOCALYPSE’ RIDE IN CHINA WILL GIVE YOU NIGHTMARES・translated byいぶりがっこ / edited by parumo
▼あわせて読みたい
ミッキーが、スパイダーマンが、そしてあのキャラクターまでもが兵馬俑となって蘇った


13年間建設が止まったままの状態で時を刻む中国の未完成テーマパーク「Wonderland」（画像・動画）


いろいろおかしい。中国で売られていた変なもの


中国にあるヨーロッパ。ヨーロッパの建造物そっくりに作られた11のフェイクタウン「模倣都市」


ゲーム内のの仮想世界がリアルに実現、中国のテーマパーク「JOYLAND」が遂にオープン