その優れた嗅覚を使い、ハンドラー(飼い主)と共に行方不明者を捜し出す捜索救助犬は、世界各地で様々な救助活動を行っているが、雪崩救助犬は原臭(遺留品)なしで雪の中を、不特定多数の人間の臭いを捜すように訓練された犬。
この映像は、フランス・レ・デュー・アルプで行われている、雪崩救助犬の訓練風景である。
perro rescate aludes UCAB
雪に埋没されている人間の浮遊臭(空気中に漂う臭い)をキャッチすると、雪崩救助犬はその臭いを追って、臭いが一番強く出ている雪面を特定する。雪面を特定すると、救助犬はアラート(掘る、吠える、伏せるなどの告知動作のこと。雪崩捜索の場合、掘るアラートをするように訓練された犬が多い)してハンドラーに知らせる。 雪質と風の状態によって、犬は捜索スタイルを変える必要がある。条件がよければ(雪がそれほどしまっておらず、ほどよい風がふいている場合)、犬は遠い場所からでも空気中に漂う臭いをキャッチしてその臭いを辿り、臭いが出てくる雪面を特定して掘り始めることができるのだが、逆に条件が悪ければ(雪が非常に固くしまっていて、風がほとんどない)、臭いを見つけるために細かくジグザグに捜索をしていかなければならないという。
via:Training a SAR (Search and Rescue) Dog
雪崩救助犬の捜索方法
ERCO PERRO RESCATE ALUDES.wmv
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コメント
1. 匿名処理班
すべてのわんちゃんにありがとう
2. 匿名処理班
雪に埋もれる役割の人にはなりたくない
3. 匿名処理班
遭難者「お、オオカミに喰われる」
4. 名無し
犬達に感謝感謝
5. 匿名処理班
えらいよ!ご褒美たくさんあげて〜
かわいいわんちゃんたち本当にえらい!
6. 匿名処理班
訓練する方も大変だな
7. 匿名処理班
ブランデーは最近は持ってないのかな
8. 匿名処理班
雪山なんかに登る奴がいなければな。
9. 青年ジャンプ
雪崩に巻き込まれて窒息&低体温症のコンボなんて・・・
救助犬に発見されるまでもなく昇天する自信がある
10. 匿名処理班
多分訓練では人間が雪に穴を掘って中に入って、外の人が埋めることで擬似的に状況を再現するわけだよね
実際の雪崩とは匂いの残り方がかなり違うと思うんだけど問題ないもんなのかね
11. 匿名処理班
犬の嗅覚は人の9,000〜1億倍で想像以上。嗅ぎやすい酸の臭いはどんなに薄くても嗅ぎつけるので、こういう人間の救助にはうってつけなんでしょうね。
こういうのを見ると、キレイ事ではなく、本当に人間の良きパートナーだなと思いました