地球最強とも言われる「クマムシ」がゆるキャラとなって世界を旅しているらしい

　この地球上で最もタフな生物と言われているクマムシ。そんなクマムシを愛してやまない、日本のクマムシ研究第一人者で元NASA研究員の堀川大樹博士(現パリ第5大学研究員)は、最新の研究で、クマムシは本体だけでなく卵も屈強だったということを突き止め話題となっていたが（ソース）、その堀川博士がクマムシをモチーフにしたマスコットキャラクター『クマムシさん』のオフィシャルウェブサイトを公開したそうだ。 【クマムシさん｜TARUDI】

クマムシとは？

　クマムシは4対の脚をもつ1mmに満たない小さな動物で、コケの中などに棲んでいる。名前にムシという語を含むが昆虫ではない。乾燥すると仮死状態になり、驚異的な耐久能力を発揮する。放射線、真空、超低温などのストレスに耐えることができま、宇宙空間にさらされても生存した例がある。

マスコットキャラクター　クマムシさん

クマムシさんとは？

　ヨコヅナクマムシの女の子。体長0.33ミリメートル、体重0.002ミリグラム。札幌市の豊平川にかかる橋の上のコケに住んでいる。乾燥すると乾眠に移行する。放射線や超低温などの極限ストレスに耐えられる。好物はクロレラ。趣味は散歩。好きなミュージシャンは相対性理論、ギターウルフ、内山田洋とクールファイブ。

公式サイト内では、トリコばりの捕獲難易度を含めた各種データも掲載されている。

■クマムシ研究室 また、ブログでは、クマムシさんの旅の記録を見ることができる。

パリのJAPAN EXPO 2012に遊びにいっていたらしい。

■クマムシさん日記 そんな堀川博士から、カラパイアを見ているおともだちにメッセージをいただいたよ！

かわいいのに、強い。努力しなくても、最強。

万年中二病の私は、こんな魅力に取り憑かれてクマムシの研究を始めました。クマムシ研究歴も12年目になります。

今回、一人でも多くの中二病の方にクマムシの魅力を知ってもらうべく、そして、中二病でない方にも生命の不思議に触れてもらいたく、クマムシのかわいさをエキスにして詰め込んだクマムシさんを生み出しました。

クマムシさんがみなさまに長く愛されつづけられる存在になればと思っています。

それから、いま人生で迷いのある方はぜひTwitter(@kumamushisan)でクマムシさんに相談してみてください。

ゆるくもタフなクマムシさんから、テキトーなアドバイスが返ってくることでしょう。（堀川）

　クマムシさんの各種キャラが「なめこ栽培」のようなスマホアプリになってくれるといいよね。

関連記事：
クマムシは卵も最強だった！？卵も極限環境に耐えることが判明（ＮＡＳＡ研究チーム）



「地球最強の生物」クマムシ、宇宙より無事生還（動画あり）



地球最強生物、「クマムシ」の超かっこいい拡大画像特集